タイトル: USBにまたも新規格。「USB4 Ver2.0 Type-C」ってややこしくない?
要約: エレコムが発売予定のUSB4 Ver2.0対応Type-Cケーブルは、最大80Gbpsの転送速度と最大60W(20V/3A)の給電を実現し、高速データ転送と高解像度映像の伝送が可能です。この新規格は、USB Power Delivery EPRに対応し、最大240Wの給電もサポートします。映像出力では、最大8K解像度(7680×4320px)/60Hzの滑らかな映像伝送が期待されています。
USBの規格名は複雑で、従来のUSB3.0やUSB3.2、Gen1、Gen2など多岐にわたっており、どの速度や機能に対応しているかが分かりにくいとの声があります。USB4はType-C形状で、高速充電規格USB-PDに対応していることを明言していますが、名称に「Ver」が追加されたことによりさらに混乱を招く可能性が指摘されています。
この新規格の導入により、機器間の接続がシンプルかつ効率的になることが期待されていますが、エンジニアとしては新たな規格名の理解と整理が求められます。USB4 Ver2.0は、今後のテクノロジーにおいて重要な役割を果たすことが予想され、将来的にはさらに一貫した規格化がなされることを願います。
タイトル: 6年ぶりに最大の素数が見つかる。NVIDIA元社員が発見
要約: 2024年10月21日、GIMPS(Great Internet Mersenne Prime Search)は、既知の最大素数「2^136279841-1」の発見を発表した。この素数は、NVIDIAの元社員であるLuke Durant氏によって10月12日に発見され、19日にGIMPSによる検証が完了した。今回の素数は4102万4320桁と、約6年前に発見された「2^82589933-1」よりも1600万桁以上大きい。
Durant氏は、カリフォルニア州サンノゼに在住し、数千台のサーバーGPUを使用した継続的なテストを支えるインフラを整備していた。このインフラには17カ国、24のデータセンターリージョンが含まれる。1年間のテストを経て、10月11日に「2^136279841-1」が素数であると考えられ、翌日にはリュカ - レーマー・テストでその確認が行われた。
GIMPSは、1996年に設立された無償のボランティアプロジェクトで、世界中の協力者がメルセンヌ素数を探索している。メルセンヌ素数は、2のn乗から1を引いた形で表せる素数で、今回発見されたものは52個目に当たる。GIMPSでは、CPUストレステスト用のソフト「Prime95」も提供されている。
この発見は、コンピュータサイエンスの分野で重要なマイルストーンであり、今後の数学的研究に大きな影響を与えることが期待されている。エンジニアにとっても、この大規模な計算プロジェクトは新たな技術や手法の開発に繋がる可能性があり、興味深い動向である。
タイトル: SPA+Backend構成なWebアプリへのOIDC適用パターン - r-weblife
要約: このドキュメントでは、Single Page Application (SPA)とバックエンド(BE)の構成にOpenID Connect(OIDC)を適用する際の2つの実装パターンを紹介しています。質問者がOIDCからのトークンについて混乱している状況に触れつつ、IDトークンとアクセストークンの利用原則を明示しています。
まず、初めのパターンはSPAが独自にBEにログインAPIを介してユーザー認証を行うもので、OIDCはID連携部分にのみ適用されます。ログイン成功後に、SPAはCookieやSessionTokenを利用してBEにアクセスします。この場合、GoogleログインなどのOIDCを導入しても、IDトークンはBEでのログイン処理に即利用され、アクセストークンはリソースアクセスに用いられます。
次のパターンでは、BEがリソースサーバー(RS)として機能するケースです。ここでは、ユーザーの認証状態がSPAによって管理され、BEはログインセッション管理を行わずにアクセストークンに基づいたリソース提供を行います。これは、Auth0のようなシステムでよく見られるユースケースです。
要点としては、OIDCの利用に際し、IDトークンはログイン処理、アクセストークンはリソースアクセスにそれぞれ使用されるという原則が強調されています。また、混合構成による誤解も警告されており、OIDCの適用がどちらの構成で行われるのかを明確に考慮することが推奨されています。実装の際には、自身のアプリケーションの要求に合わせた形でOIDCを適用することが重要です。
タイトル: ELEMENTSのR&Dグループで働く魅力ーSF世界と現実を「事業化 x 技術力」で結ぶ|株式会社ELEMENTS
要約: ELEMENTSのR&Dグループは、通常の研究開発を超えた実践的な取り組みを行っています。代表の久田氏やCTOの大岩氏は、「技術を使って社会課題に挑戦したい」という思いから、まずプロダクトありきで技術を考える文化を根底に持っています。このグループはマトリクス型の横断組織であり、さまざまなプロダクトの開発に貢献しており、特に顔認証や画像生成AIに注力しています。
ELEMENTSでは、プロダクトの開発は特定のクライアント向けの受託開発ではなく、信頼性や精度を重視するアプローチで行われ、実際のビジネスデータを活用して迅速に課題を解決します。このため、R&Dチームは事業に密接に関与し、高いビジネス感度を持った人材としての成長が期待されます。実際のデータを利用することにより、よりリアルなニーズに応じた技術の開発が進められています。
自社を基盤としたノウハウの共有が容易で、同じ技術を異なるプロダクトに応用することが可能です。特にLIQUIDシリーズやSugeKaeなど、高度な技術を駆使して社会課題に対応したサービスが展開されています。工程の中で得られる生のデータは、AIモデル改善に役立つため、他社と比べて高い精度の実現が期待されます。
R&Dグループで働く魅力は、事業に直結した成果を上げること、プラットフォームビジョンを持てること、リアルなデータを活用して迅速な問題解決が可能な点です。出発点としてSFの未来を見据えつつ、技術革新を通じてそれを実現する挑戦を共にできる仲間を求めています。興味がある方はぜひカジュアル面談にお越しください。
タイトル: iPhoneの「乗り物酔い防止機能」が凄かった--バスに乗っているのに酔う気がしない
要約: iPhoneに搭載された新機能「車両モーションキュー」が、乗り物酔いの軽減に効果的であると話題になっています。この機能は最新のiOS 18で提供され、「iPhone 16」シリーズだけでなく、iPhone 15 Pro Maxでも利用可能です。ユーザーは「設定」からこの機能を有効にすることができ、コントロールセンターでも簡単に切替えが可能です。
実際に機能を試した結果、筆者はバス移動中に全く酔わないという体験をしました。この機能は、車両の動きに応じて画面上に点が表示され、視覚情報として動きを可視化するものです。バスが右に曲がると点はその方向に動き、信号で止まると点は上下に移動します。この視覚的情報は、耳の三半規管が感じる動きとの不一致を減らし、脳に対する混乱を軽減するようです。
筆者は普段、バスに乗る際は外の景色を見て酔わないように心がけていましたが、この機能を使用することでiPhoneの画面を見る方が酔わないと感じました。ただし、動画視聴時にも点が表示されるため、没入感を優先するか、酔い防止を優先するかはユーザーの選択次第です。この機能には個人差があるものの、筆者は今後も活用するつもりだと述べています。
タイトル: こういうのがいいんだよ。着脱式バッテリで重量960gのモバイルノート
要約: エプソンが新たに発売したモバイルノート「Endeavor NA610E」は、着脱式バッテリーを採用し、重量が約960gであることが特徴です。バッテリーはスライドスイッチ操作のみで簡単に交換でき、工具が不要であるため、長期間の使用が可能とされています。また、この設計により、バッテリーの劣化によるノートPC寿命の短縮を防ぐことができます。多くのモバイルノートはバッテリーの性能が3.6年で落ちることが多い中、このノートはダウンタイムを低減し、コスト削減と環境配慮も実現しています。
サイズは厚さ18.9mm、液晶は13.3型非光沢で1920×1200ドットの解像度を持ちます。主要なハードウェア仕様としては、Intel Core i5 120Uを搭載し、メモリは最大32GB、ストレージは最大2TB SSDが選べる設定です。インターフェースにはUSB 3.2、Gigabit Ethernet、HDMI出力、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、92万画素のWebカメラなどが含まれています。
駆動時間は約6.7時間とさほど短くはなく、モバイル性を損なうことなく機能性を追求したモデルです。本体サイズは約296.6×216mmです。価格は161,040円からとされており、モバイル用途に特化した作りが、エンジニアにとっても利用価値の高い選択肢となるでしょう。この製品は特に、社内PCを社外に送ることが難しい場合や、頻繁にモバイル環境で作業するユーザーにとって、利便性を大きく向上させるアイテムです。
タイトル: もう2024年だが……USB接続の56Kモデムが新発売
要約: プラネックスコミュニケーションズが、アナログ公衆回線を利用してインターネット接続ができるUSB接続の56Kモデム「PL-US56K2(A)」を、2024年10月25日に発売します。価格はオープンプライスで、予想されるAmazon価格は5,980円です。
このモデムは、ノートPCやデスクトップPCのUSBポートに接続し、アナログ回線経由でインターネット、データ通信、FAXの送受信が可能です。対応OSはWindows7から11までで、標準ドライバで動作します。また、56KのITU-T V.90およびV.92規格に準拠しており、受信速度が最大56Kbps、送信速度が最大33.6Kbpsです。サイズは25×75×18mm、重量は約28gです。
現代ではブロードバンドが主流ですが、アナログモデムを使用する重みもあります。接続には、まずインターネットサービスプロバイダ(ISP)との契約が必要で、次にモデムをPCと公衆回線に接続してから、Windowsのダイヤルアップ機能を使って指定の電話番号に接続し、ISPが提供するIDとパスワードを入力する手順が求められます。この方法では通話料が発生しますが、現在少数ながら無料で使えるプロバイダも存在します。
この製品は、技術的には希少なアナログ接続手段として利用されることが予想され、エンジニアにとっても古き良きテクノロジーに触れる機会となるでしょう。
タイトル: ハッカー集団「盗んだデータをばらまくぞ」→もともと無料の公開データでした 国立遺伝学研究所でセキュリティ珍事
要約: 国立遺伝学研究所の生命情報・DDBJセンターは、10月22日にハッカー集団「CyberVolk」からデータ窃取を脅かされる事件が発生したことを報告しました。ハッカーはデータの5%を公開し、残りの95%をばらまくと脅迫したが、DDBJが対象とされたデータは元々誰でも無料でダウンロード可能な公開データでした。これにより、DDBJはサービスを継続することができたものの、脅迫が公共事業に対する深刻な脅威であることを強調しました。
DDBJは、研究者から提供されたDNA・RNAの塩基配列データを収集・注釈付けし、無料で提供するプラットフォームです。脅迫を受けた後、DDBJはシステムの調査を実施し、不正侵入や改ざんの形跡は確認されませんでした。ただし、新規データの反映に一部遅れが見られましたが、通常の運用に戻すことが予定されています。
今回の脅迫事件は、オープンサイエンスを支える学術機関への攻撃として捉えられ、科学と社会の関係を守るためにこうした行為を許さないよう努力していく意向を示しています。そのため、DDBJは今後も公共の利益を守る姿勢を貫くことを表明しました。
タイトル: 「なんとなく」で全部使っていませんか? GA4とLooker Studioの適切な使い分け方(寄稿:小川卓)
要約: Google Analytics 4(GA4)とLooker Studioは、それぞれ異なる目的と機能を持つデータ解析ツールであり、適切に使い分けることが重要です。GA4の主要機能は「レポート」と「探索」の二つに分類されます。レポート機能は初心者向けで、サイト全体のデータを定期的にチェックするのに最適です。具体的には、ユーザーの地域やデバイス、流入元、ページの利用状況など、サイトの「健康診断」に相当します。一方、探索機能はユーザーが自由にカスタマイズしたレポートが作成可能で、詳細なデータ分析や原因の特定が求められる際に有用です。
Looker StudioはGA4とは別にデータを可視化するためのツールで、複数のデータソースを統合し、共有する機能に優れています。特に、社内やクライアントとの報告書作成に便利で、専門的なGA4の知識がなくても利用しやすい点が特徴です。ただし、分析機能ではGA4の探索機能には劣るため、詳細な調査にはGA4を使用することが推奨されます。
これらのツールの活用シーンは、組織の規模やニーズに応じて異なります。GA4のレポート機能は数値の概要を把握するのに役立ち、探索機能は具体的な改善策を探る際に利用されることが多いです。Looker Studioは、情報を大勢と共有する際の最適なサービスとして位置付けられています。各機能を使い分け、業務に応じた効果的なデータ分析体制を構築することが重要です。最後に、比較表も参考にしながら自社のニーズに応じた選択を行うことが推奨されます。
タイトル: イーロン・マスクが「反省文」を発表し大敗北…世界3位の「SNS大国」にX社がついに頭を下げたワケ ブラジル政府が出した「40日間のX禁止令」の顛末
要約: イーロン・マスクが経営するX(旧Twitter)は、ブラジルにおいて約40日間のサービス停止を余儀なくされ、10月8日に再開されることが決定した。サービス停止の背景には、フェイクニュースを垂れ流したアカウントに対する削除命令や罰金の要求があり、X社はこれに対して「表現の自由」を盾に拒否していた。しかし、ブラジル最高裁によってサービス停止が命じられた後、X社は卑屈にも全ての要求を受け入れ、2860万レアル(約77億円)の罰金を支払い、複数のアカウントを削除することを余儀なくされた。
この結果、X社は政府に屈服する形で再開が実現し、その際に「ブラジルに戻れることを誇りに思う」という声明を発表した。X社の再開は一見「勝利」のように見えるが、実際にはマスク氏と彼の企業が法的圧力に対して屈服した証ともなった。
この顛末はSNS運営や表現の自由に関する課題を浮き彫りにし、企業が法律や政府の要求にどのように応じるべきか重要な教訓を提供している。エンジニアとしては、こうした事例から社会的責任や倫理的な運営の重要性を再確認する必要がある。デジタルプラットフォームを運営する際は、コンテンツ管理や法令遵守に対する理解を深め、適切な対策を講じることが求められる。
タイトル: エンジニアにとって、今が「個人開発」の最後のチャンス
要約: エンジニアは、過去3年以上個人開発に取り組んできたが、AIの急速な進化に伴い、職業エンジニアの未来に不安を感じている。特に、AIが普及することで今後、非エンジニアも個人開発市場に大量に参入する可能性がある。この競争が激化する前に、先行者利益を獲得するために個人開発に全力を注ぐべきとされています。Googleはアプリリリースのハードルを高めており、これは一部の人々にとっては障壁となるが、AIを活用することでその壁を越えてくる可能性が高いと考えられている。個人開発の競争が激化し、エンジニアの需要が減少する恐れがあるため、早めに行動を起こすことが急務である。エンジニアはこの危機感を持ちつつ、自分のサービスやアプリの開発に注力し、変化に対応していくことが重要だと強調されています。
タイトル: HDDが滅びず“SSDと共存”に落ち着いた理由。SSD一強を阻む「コスパの壁」【フォーカス】 レバテックラボ(レバテックLAB)
要約: 1956年に登場したHDDと1991年のSSDは、データストレージの進化を遂げてきた。SSDがコスト低下に伴いシェアを増したものの、HDDは完全には消えず、特にデータセンターで広く利用され続けている。東北大学の田中名誉教授は、HDDは今後20年は市場に残ると予測し、その理由として大容量コストパフォーマンスを挙げている。
HDDは、時代に応じた「スイートスポット」で活躍してきたが、家庭向けストレージとしての主役はSSDに移った。データセンターでは、HDDが約85%のデータ保存容量を確保しており、大規模データに対しコストパフォーマンスが優れている。SSDは速度面で優れ、PCのストレージはHDDからSSDにシフトしているが、コストの壁が存在するため、HDDは完全にはリプレースされない。
特にコスト面で、データセンター向けSSDはHDDの7倍の価格がつく。SSDの製造キャパシティも不足しており、生産が追いつかない状態。現行のHDDでの運用コストと性能が満足される中、データセンター運用者がコスト増のSSDに移行する理由は薄い。
今後、SSDの価格低下が進めば比率は増加する見込みだが、完全な駆逐には大規模な技術革新が必要であり、短期的な展望ではHDDは共存し続けるだろう。田中名誉教授は、ストレージデバイスに演算機能を追加する「コンピュテーショナル・ストレージ」という概念にも着目し、データ処理の効率化が期待される。
このように、HDDとSSDは、それぞれ異なる特長を持ち、経済合理性からも今後も共存しながら、ユーザーのニーズに応じた形で進化していくと考えられている。
タイトル: 【特集】 Windows 10のサポート終了まであと1年を切った!これを機にUbuntuへの乗り換えも検討しませんか?
要約: 2025年10月14日にWindows 10のサポートが終了することが迫る中、古いPCをどう扱うか悩む人に向けて、Ubuntuへの移行を提案する内容です。Ubuntuは、古いPCでも軽快に動作させられるLinuxディストリビューションであり、特に低スペックの機材に向いています。Windows 11の要件が厳しすぎる場合に、特に古いサブマシンでの実用性が期待されます。
Ubuntuは初心者向けに設計されており、インストールも容易で、基本的なブラウジングや文書作成などの日常的な用途に対応しています。また、システムメモリが4GB以上、ストレージがSSDであれば快適に使用できることが多いです。さらに、生成AIやサーバー関連のソフトウェアがLinux環境での運用に適しているため、開発者や技術に興味があるユーザーにも利点があります。
ただし、Windows 10からの移行は簡単ではなく、慣れが必要なこと、ゲームや特定のWindowsアプリケーションが動作しない場合がある点は注意が必要です。多くの人々はWindows 11にアップグレードがオススメですが、「手間をかけるのが好き」という方にはUbuntuの利用を推奨しています。
Ubuntuは、20年の歴史を持ち、多くのユーザーに支持されています。インターネット上には情報が豊富でサポートも充実。日本語入力やソフトウェアの使用も一般的なニーズを満たしており、ゲーム環境の整備も進んでいます。
この記事では、古いPCの可能性を探るために実際にUbuntuを試すことを奨励しており、最後には、より深く知るためのリンクや関連情報も紹介しています。Ubuntuへの移行を考えるエンジニアにとって、一つの選択肢として理解しやすい内容となっています。
タイトル: システムをVMからコンテナに移行して、結局VMに戻した話 - MonotaRO Tech Blog
要約: 本記事では、モノタロウの配送ドメイングループが社内システムをAWS EC2の仮想サーバー(VM)からコンテナに移行した際の経験と、その後再度VMに戻す決定に至った経緯を説明しています。
移行の目的は、アプリケーションの障害分離や移植性向上を狙ったもので、オーダーマネジメントシステム(OMS)の一部をコンテナ化しました。移行後、いくつかの問題が浮上しました。主要な課題には、リリース後の残るたくさんの運用課題や、機能の数が多すぎて効果的な移行ができなかったことが含まれます。また、コンテナ化のメリットが薄いことも判明し、特にシステムが既に独立しており、運用面でもCI/CDが整っているため、実行コストが増す一方でした。このような状況を経て、移行が逆効果である可能性が高いとの判断に達し、全てをVMに戻す決断をしました。
この経験からの教訓は、「流行に惑わされず、システムの特性やメリットデメリットをしっかりと分析すること」の重要性です。結局、移行コストと期待される恩恵を天秤にかける必要があると強調されています。
移行の失敗ではありましたが、撤退の意思決定がスムーズに行えたことや、コンテナ関連の学習機会が得られたことはポジティブな結果でした。さらに、現在会社ではコンテナ基盤グループが設立され、今後の支援体制が整ってきているため、将来的には再度コンテナ化を試みる余地も残されています。最終的に、適切なサポートがあれば、コンテナ化は依然として有意義な選択肢であると締めくくられています。
タイトル: Windows 11をHomeからProにしたらなぜかEnterpriseに……窓口に問い合わせて解決するまで
要約: Windows 11をHomeからProにアップグレードした際に、誤ってEnterpriseバージョンになるトラブルが発生しました。これは、特に初期化後のOS復元時に発生することがあるようです。利用者は、Microsoft Store経由でライセンスを購入しており、通常はMicrosoftアカウントで簡単にアップグレードできるはずですが、ライセンス認証ができず困難な状況に陥りました。
この問題を解決するために、ユーザーはMicrosoftのサポートセンターに相談することになりました。サポートを受けるためには、事前にMicrosoftアカウントにサインインし、必要な情報を準備しておくことが重要です。サポートにアクセスする際は「Microsoft Edge」または「Google Chrome」を使用し、営業時間(平日の9:00~15:30)にも注意が必要です。
具体的な問い合わせ手順としては、まずサポートページにアクセスし、製品として「Windows」を選択。その後、家庭向けサポートの選択や症状の簡潔な内容を記入して、サポートへの問い合わせを進めます。最後に電話対応を依頼し、係員からの電話を待つことになります。実際、サポートからの電話で具体的な症状やデバイス情報を伝え、問題を解決するのにおよそ15分がかかりました。
このようにして、具体的なトラブルシューティング手順を通じて、Windows 11のライセンス認証問題は解決されました。ユーザーは今後の問題解決に向け、よりスムーズに手続きを行えるよう情報を整理し、Microsoftサポートの利用ルートを理解することが重要です。トラブルが起きた場合は利用するサポート窓口を覚えておくと良いでしょう。
タイトル: OpenAI o1の開発者がo1の仕組みなどについて語るインタビュー(日本語訳と感想)|IT navi
要約: OpenAIの新推論モデルo1シリーズに関するインタビューでは、ノーム・ブラウン博士、ハンター・ライトマン博士、イルゲ・アッカヤ博士がその開発背景と推論能力について詳しく述べています。彼らはo1の基本設計として、人間の思考の「システム1とシステム2」の概念に基づき、長く考えることで問題解決が向上し、特に数学やコーディングタスクにおいて優れた性能を示すと述べています。
o1モデルは「チェイン・オブ・ソート」推論を利用し、問題を小さなステップに分解、確認することで精度ある解答を提供します。この手法は、従来のAI推論方法と比べてより深い考察をもたらすことができ、特にSTEM分野での活用が期待されています。さらに、推論時スケーリング則により、AIの能力の限界が以前よりも高く広がる可能性が示唆されています。
ただし、o1にはまだ限界があり、普遍的に全タスクで人間を超えるわけではないことも強調されています。今後の研究でさらなる改善が期待されており、AGI(人工汎用知能)に向けた重要なステップと見なされています。チームは、問題解決におけるo1の利用を通じて、新たな応用を見つけ、AIの可能性を広げることに期待を寄せています。
このインタビューを通じて、o1が示す可能性や、研究者たちの開発過程での発見についての洞察が得られ、特にAIの推論能力とその応用について興味深い情報が共有されています。
タイトル: [作って学ぶ]ブラウザのしくみ──HTTP、HTML、CSS、JavaScriptの裏側
要約: 本書は、ブラウザの基本構造と動作原理を学ぶための実践教材であり、特にRustプログラミング言語を用いてシンプルなブラウザを自作することで、背後にある技術を理解することを目的としています。内容は、ブラウザがWebサイトを表示するために行う一連のプロセスに焦点を当てています。
まず、ブラウザの役割について、Webクライアントやレンダリングエンジン、JavaScriptエンジンとしての機能を紹介しています。次に、実際にHTTPプロトコルを用いた通信を実装し、リクエストとレスポンスの流れを理解します。この過程を通じて、HTTP/1.1、HTTP/2、HTTP/3のバージョン間の違いも学べます。
その後、HTMLやCSSの構造を詳述し、HTMLを解析してDOMツリーを構築し、CSSを解析してCSSOMを生成する手法を学びます。また、レイアウトツリーと描画のプロセスについても触れ、最終的にユーザーインターフェースを構築する方法を示しています。
JavaScriptを扱う章では、インタプリタの役割や動的ページ生成のしくみを解説し、JavaScriptの実装を通じて関数や変数の処理を学びます。ブラウザAPIのサポート項目としては、DOMノードの操作に関する具体的な処理も紹介されています。
この書籍は、普段からブラウザを用いているユーザーや開発者に向けて、ブラウザの内部構造や機能を深く理解し、自作のブラウザを運用するための手順をわかりやすく解説しています。全体を通じて、さまざまな実装手法やユニットテストの重要性を強調し、実際のプロジェクトに役立つスキルを提供しています。
タイトル: Next.js 15
要約:
Next.js 15が正式に安定版としてリリースされ、実稼働環境への導入が推奨されています。このバージョンでは、主に安定性の向上に焦点を当てつつ、いくつかのエキサイティングな新機能が追加されています。主な変更点として、自動アップグレードが可能なCLIツール@next/codemod
、破壊的変更となる非同期リクエストAPIおよびキャッシュセマンティクスの変更が含まれます。また、React 19のサポートや、Turbopackの安定版リリース、フォームの改善など、開発体験を大幅に向上させる機能が追加されています。
主な特徴は以下の通りです:
@next/codemod
CLI: コードベースの最新バージョンへの移行を簡素化。fetch
リクエストやGET
ルートハンドラはデフォルトでキャッシュされなくなる。next.config.ts
のサポートを追加し、タイプセーフなオプションを提供。また、ESLint 9への対応や自己ホスティングに関する改良も行われ、より柔軟に、かつ安全にNext.jsを利用できるようになっています。破壊的変更や新機能に関する詳細は、改修ガイドを確認することを推奨します。これにより、エンジニアは最新の技術を活用し、パフォーマンスを向上させたアプリケーションを構築することが可能となります。
タイトル: 面倒な月末処理はAIに丸投げダー!Microsoft 365 Copilotの自動化エージェントが登場へ
要約: Microsoftは、Microsoft 365向けに新たに自動化エージェントの機能を追加する「Copilot Studio」を発表しました。これにより、エンジニアでなくともノーコードで自動化ツールを作成し、業務の効率化が図れるようになります。このツールは、特に面倒な月末処理や日常的な業務負担を軽減するために設計されています。エージェントはユーザーの特定のニーズに応じてカスタマイズが可能で、業務データを分析することで、スマートな自動化を実現します。
具体的には、エージェントはさまざまなタスクに対応しており、例えば、一次的なデータ処理からレポート作成、チーム内のコミュニケーション調整まで行えるため、時間のサイクルを大幅に短縮します。また、インターフェースは使いやすく、多くのカスタマーから特に歓迎されている点です。
Copilot Studioを利用することで、業務の効率化だけでなく、データの正確性や処理速度の向上を図ることも可能になります。企業は自動化によってリソースを最適化し、より戦略的な業務に集中することができるようになるでしょう。このようなAIツールの導入により、今後、企業の業務フローが大きく変わることが期待されています。
タイトル: IT導入補助金で不正受給横行 “実質無料”営業で資金環流 | NHK
要約: 中小企業向けのITツール導入を支援する補助金制度に関して、会計検査院が調査を行った結果、約35%のケースで業者から資金のキックバックがあり、そのうち4分の1が不正受給と認定されています。「実質無料」を謳った悪質な業者が関与し、不正受給総額は約1億円以上にのぼるとされています。会計検査院は、中小企業庁に対し不正が疑われる資金約58億円の追加調査を求め、返還を促しています。
調査対象となったのは令和4年度までの補助金445件の中で41件が不正受給を行い、さらに88件でも不正の可能性がありました。また、登録業者が不正な資金の流れを作り出している実態が明らかになり、これらの業者は本来は補助金の適切な支出を監督・管理する役割があるはずでした。特に、悪質な販売手法で企業に不正を持ちかけ、補助金申請の代行を行いながら不正請求をしていたことが指摘されています。
具体的には、美容関連企業の事例で、虚偽の情報を用いて補助金を申請し、実際には自己負担しなかったケースが報告されています。このような不正は国のデジタル化施策の進展に伴うものであり、会計検査院は発覚した不正は氷山の一角であり、さらなる調査が必要としています。これにより、補助金の不適切支出が今後さらに見つかる可能性があると注意を呼びかけています。